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写真掲載版

STONEチェーンリングの12s対応 [自転車]

STONEのラウンドナローワイドチェーンリングを買いました。
38TでBCD130では最小の歯数でしょう。
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歯の部分はCNC旋盤の削り跡があるものの、全体としては表面をヘアライン模様に磨いてありました。Litepro hollow nallowideの梨地模様とは異なります。

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奥がliteproで手前がstoneです。
歯の形状が若干違いますね。使い始めから滑らかに動作する様stoneの工夫が伺えます。

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stoneのサイトで商品を見てみると、9s, 10s, 11s, スラムeagle 12s対応とありました。
SHIMANO 12sもぴったり入りました♪
厚歯の厚さは実測3.60mm±0.05mm。
厚歯のデザインがちょっと違うだけでチェーンとの相性の違いが出てきます。
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左がlitepro, 右がstone。
パッと見では、liteproの方が優しいイメージ、stoneの方が攻撃的なイメージ。
stone 38Tラウンドナローワイドチェーンリング実測46.4g。

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EDCO シマノ12速スプロケ [自転車]

クロモリ鉄の塊から全て繋がった軽量スプロケカセットを削り出すEDCOから、新作のMONOBLOCK SHIMANO 12速カセットが登場しました。

2022年1月の段階では日本国内に在庫が無いようなので本家から輸入してください。


以下の2種が発表されています。

11-29t 11-12-13-14-15-16-17-19-21-23-26-29 /カタログ183g

11-32t 11-12-13-14-15-16-17-19-22-25-28-32 /カタログ200g(パッケージ213g) 実測214g(ロックリング、スペーサ無し)、220g(ロックリング、スペーサ込み)


参考にSHIMANO CS-R9200-12

11-30t 11-12-13-14-15-16-17*-19*-21*-24*-27*-30* /約223g *:チタン

11-34t 11-12-13-14-15-17*-19*-21*-24*-27*-30*-34* /約253g *:チタン


今使用中のリアディレイラーはshimano metreaで maxギアは32tなので、11-32tを選びました。

DHLで来たので、関税込みで33600円ほどとなり、SHIMANOより安く、しかも軽いスプロケをゲットできました。


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いやー、めっちゃスケスケですね。

個人的には白っぽいメッキがいいかもとモノブロックを見出したのですが、本家サイトを覗いたらまさかのSHIMANO12速で11速フリーボディーにつけられるとくれば、舞い上がってしまいました。


EDCOはスイスの会社らしいですが、メイドイン台湾でした。

3D CNC旋盤の加工跡が生々しく残っていて、スラムやSHIMANOと比べると仕上がりは雑と言わざるを得ないですが、バリ取り・メッキはしっかりしています。まあ、モノブロックなので、加工の難しさから表面粗さは大目に見てないといけません。

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32tなんか不安になるぐらいな細さ。透けて向こうのハブが見えちゃってる。


リアディレイラーのメトレアはWing shifterという無段変速で制御する事で、11速から12速へのポン付けは簡単。

liteproナローワイドチェーンリングの方がSHIMANO12速チェーンと相性が悪く、結局YBNのチェーンがぴったりはまったので、事なきを得る事が出来ました。


11速スプロケと比べて、かなり、細かく制御できるようになり、フロントシングルの利便性が向上したと言えます。

シフト時の音は音叉のような形状ゆえに、カコーンと高い音が出やすいです。

シフティングの滑らかさはきっとSHIMANOには敵わないですが、軽さ、個性を求めるならEDCOのモノブロックはおススメです。



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共通テーマ:日記・雑感

litepro11速チェーンリングの12速互換性 [自転車]

ナローワイドチェーンリングはフロントシングルでチェーン落ち防止として、小径車のギア不足解消として各社提供されています。

シマノがロード系12速スプロケを出し、しかも11速フリーボディーに取り付けられると来れば、当然使いたいところ。

でも、まだ、12速ナローワイドチェーンリングのラインナップは乏しく、旧来の9-11s対応チェーンリングで対応したいところですが、互換性情報は少ない。ナローワイドを諦めれば良いという発想もありだが。


実物のチェーンを入手して合うかどうか試した結果を報告します。


Shimano CN-M6100 (グレード違いでM7100, M8100, M9100がある。)ピン長さ5.2mm

KMC X12 互換性シマノ、スラム、カンパニューロ。ピン長さ5.2mm

YBN S12 s2 (パッケージによればS12 sとS12s2の2種類あるらしいが?)互換性シマノ、スラム、カンパニューロ。ピン長さ5.2mm

12速互換性について。

シマノ、スラム、カンパそれぞれ12速は細部で仕様が異なるものの技術の限界点に近いためか似通ってきています。そのためサードパーティは全ての互換性をとることが可能になりました。パフォーマンスは最大とは言えませんが。


旧来のナローワイドチェーンリングと12速との相性について。

シマノ12速チェーンはピッチ間隔は10-11sと同じものの、内プレートが11速と比べて少し長くなっています。そのせいで、チェーンリングの厚歯とチェーンの噛み合わせが悪いということが分かりました。


KMCのチェーンはシマノ仕様に寄っているので、同様の結果になりました。


YBN S12はSHIMANO11sと似たシルエットになっており、旧来ナローワイドチェーンリングと噛み合わせは良好という結果になりました。

以下写真資料です。

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litepro ホローチェーンリング(9s-11s)はシマノ12速チェーンと微妙に噛み合わず、浮いてしまう。KMCも全く同じでした。


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SHIMANO 11速チェーンCN-HG601


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SHIMANO 12速チェーン CN-M6100。12速の内プレート(インナープレート)が出っぱっているため、穴の形状が11速と少し違う。


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YBN S12  内プレートは飛び出ているもののかなり傾斜をつけており、シルエットとしてみれば、SHIMANO11sチェーンにかなり近い。



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この厚歯の溝がシマノ12速チェーンの穴と僅かに合わないためチェーンが噛み合わない結果となった。


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YBN S12は旧来のliteproチェーンリングと比較的良好な噛み合わせ。



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犬吠埼にて漂流軽石?の採取 [鉱物]

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今話題の漂流軽石を千葉県犬吠埼に行って採取してみました。
2021年11月下旬に銚子あたりで漂流軽石が少しだけ漂着したとのSNSの情報を見つけた。
この軽石は、小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」の噴火で発生し、海流に乗って、沖縄に大量に漂着して大騒ぎになっている。そして、黒潮に乗って、太平洋沿いに次々と流れ、千葉の銚子まで流れ着いたというわけである。
といっても、銚子から北の茨城県の海岸沿いは親潮の流れもあるので、軽石の漂着量はそれほど多くないと予想されている。

この漂流軽石の特徴は、灰色が主で、黒いものもあり、特にチョコチップクッキーで例えられる様な黒いツブツブ模様が入っている。

軽石騒動は過去、1986年にも起きており、当時と比べれば、ニュースの伝達速度、情報の流通量、影響の規模は段違いであろう。

ということで、せっかく近くの海岸に流れ着いているなら調査しに行こうということで行ってみました。

コロナのデルタ株感染者数も落ち着き、オミクロン株の水際攻防中の今しか観光のチャンスは無い、そんな想いもありました。

そして、千葉県犬吠埼に来ました。風は寒いが、快晴で気持ちいい!
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軽石は水に浮くので、流木やゴミの流れ着くあたりを探せばいいのです。
注意すべきは発泡スチロール、ガラス由来の人工軽石です。
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ということで、灰色で、黒いツブツブ模様の軽石を探します。
やはり、シミュレーション通り、この辺りは軽石の漂着は全然ありません。
観光地らしく、ゴミも少なめなので、定期的な清掃活動が功を奏していると感じます。感謝感謝!

結果、漂流軽石と思しき軽石は少ししか採れませんでした。まあ、漁業を考えれば、この程度で済んで良かった。
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iPhone13proの接写力はなかなか良い。

さらに、ミラーレス一眼レフとNANOHAという5xマクロレンズで拡大してみると、
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泡がすごい!
黒い粒もよく見ると、自系結晶っぽく無くて、全部が泡でした。
6割は石英で、次に長石、曹長石、輝石、角閃石、カンラン石、鉄分、チタン系少々という産総研の報告がある通り、そんな色合いです。
黒いところは黒や、オリーブ色、緑色など曹長石、カンラン石、輝石っぽいのが集まって色づいているのでしょう。
すこし、鉄サビ色部分もあったので、海水で鉄分が錆びたのかもしれません。

泡構造はもう、ふ菓子にしか見えませんね。
思い出として、大切に保管します。

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BIKEFRIDAYにbirdy用チェーンガイドを。 [自転車]

BIKEFRIDAY new world tourist 2019をフロントシングルにしたのはいいが、チェーン外れが煩わしくなりました。

畳んで、展開するたびにチェーンが外れるので、チェーンをつかんでチェーンリングに戻すと手が汚れて仕方ありません。フロントダブルの時は、チェーンが外れてもペダルを回せば勝手にチェーンリングにチェーンが乗ってくれるので、さほど煩わしくありませんでした。


そもそもチェーンが外れるのは何故か。




この動画の通り、チェーンが内側に落ちながら展開してしまいます。

BIKEFRIDAYでは、このチェーン落ちの問題を解決した仕様が用意されています。

ただ、折り畳んだ際の大きさがやや大きくなります。

大した差ではないかもですが、私はそれを嫌いました。


では、ノーマルモデルでフロントシングルでのチェーン外れをどう解決するか。

実はBIKEFRIDAYにはチェーン外れ対策のチェーンリテイナーと呼ばれる部品があります。しかし、対応チェーンリングが53tまでです。

このサイズ以上となるとなかなかいい品が見つかりませんが、ようやくbirdy用の品が見つかりました。

birdyもBIKEFRIDAYとよく似た折り畳み構造なので同じ悩みを抱えていたようです。

検索ワードはチェーンガード、チェーンガイド、チェーンテンショナーで色々候補が見つかります。


Pacific cycles model:BIRDY CHAIN TENSIONER

Made in Taiwan 


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ゴツいようで、重量は84gです。スギノからも似たような製品が出ていますが(本当はそちらが欲しかったが販売されていない)、80gらしいので似たり寄ったりです。

対応チェーンリングは56tまでですが、勢いでポチッてしまったのでどうかなと思ったものの、58tでもギリギリ行けそうです。

なお、BB付近に取り付けなのですが、直径38.4mm-41.0mmまでしか対応していないので注意です。

BIKEFRIDAY new world tourist 2019モデルではわずかに細かったので、ゴム板でスペースを埋めました。ゴム板は1mmでよかったのに3mm厚を買ってしまうという失敗をやらかしたのでゴム板は少しだけにしました。

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チェーンリングとのクリアランスは5mm取りましょうとなっていました。

うん、悪くないはず。

実際に動作させてみました。

上手くいったパターン





失敗パターン





上手くいくパターンと失敗パターンの違いはクランクアームの位置です。

折り畳み前にクランクアームを地面と水平に、チェーンリング側は後ろで、反対側は前にすること。

これに注意すれば成功します。BIKEFRIDAY購入時に説明された通りのクランクアームの位置関係です。


これで自転車ライフがより快適になりました。


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iPhone 13pro [Macな記事]

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iPhone 13proを買いました。
今までiPhone 6s plus 128GBを使ってきましが、2年前の夏まつりで突然の大雨、公園の木の下で雨宿りしつつ雨雲レーダーを見ようとして水溜りぽちゃして以来、少しずつ壊れていき、ここ半年でタッチパネルが反応しにくくなる現象が起きて、電話に出るのもままならなくなりました。
画面のガラス部も割れているし。

で、我慢しまくって、最新のiPhone13の新発売の発表を待ちました。
5Gに初対応のiPhone12の頃から店頭で画面サイズや3つ目カメラを少し体験していて、だいたいの雰囲気を掴んでいたので、 13proに決定するのは比較的容易でした。

6s plusはauで予約して購入しましたが、今回はApple storeで予約です。

 iPhone13proと iPhone6s plusとの違い
サイズ感としてはおおむね同じサイズですが、 13proの方が四角く、やや分厚く、重い。3つ目カメラの出っ張りはやや大きいです。
スティーブ・ジョブズの遺作?の6s plusはやはり名作でした。強度が悪いとされるが、あえて曲面で表面を梨地にする事で手に持った時の温かさ、滑りにくさ、そして薄さはデザインのスティーブらしいと改めて思いました。6sのsは亡くなったスティーブの頭文字で敬意と冥福を祈ったものとされています。

 13proは機能面でもさほど6splusとは変わりません。
ただ、接写派な私にとっては接写が6s plusの約10cmと比べで2cmまで被写体に近寄れる点でとてもうれしく思います。

しかし、重い。電池的に仕方ないかもですが。
ちょっと胸ポッケや上着の内ポケットだと重いと感じるかもです。ズボンのポケットだと違和感が無い。運用としてはズボンポケットやバッグに仕舞う感じですかね。

5G(5 generation 第五世代通信規格)はちょっと料金高いので体験できてないです。

あ、あと、iPhone12より前の機種のauのSIMカードは正しく機能しません。5G対応のSIMに変換する必要があります。知らなくて、Wi-Fi圏外に出た時に初めて気づいた。

ちなみに原因不明ですが、6splusから 13proへの移行が4回失敗しました。
復元を利用してもなぜかリセットされていたし。
上手くいった例。まずは、新旧両方のiPhoneを通電させて充電状態にします。新しいiPhoneの指示に従います。Siriの音声設定を後回しにします。移行時間の計算結果が少しずつ更新されていれば順調です。

ほんと、失敗理由がよく分からないのがAppleぽくて良い。(アップル中毒者)

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XLR8 90年代のクランク [自転車]

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フリマサイトでオールドパーツのクランクを手に入れました。

オールドといっても、1990年代のもので、マウンテンバイクが大流行りした時期の製造です。

私もその頃は小学生で、安物なんちゃってマウンテンバイクを買ってもらってブイブイ言わせてた頃です。

坂道を下っていて、何を思ったのか、前輪に右足をぶらぶらしていたら前輪とフォークの間に足が巻き込まれ、前輪ロックand体ごと一回転して、コケた記憶があります。自転車も体も無事で、コケた時に少し肘を擦りむいた程度だったので綺麗に一回転したのでしょう。その様子を目撃した人が目を丸くしてたのをみて恥ずかしかった記憶があります。

話を戻すと、今調べても1990年代は世界的なマウンテンバイクブームだったようで、マウンテンバイクにも軽量なアルミパーツが開発されていったようです。

今回紹介するクランク、XLR8ですが、エクセラレータと呼ぶらしいです。

Clark Kent bikesというアメリカ、コロラド州、デンバーにあったガレージメーカー(日本ではビルダーの店と言ったところ)のブランドの中で作られた物です。クラーク・ケントといえばスーパーマンですが、実際には無関係で、Pat Clark と、Dean Kentの2人のビルダーの名前からとったもので、スチール、チタニウムフレームのマウンテンバイクやロードバイクを作っていたそうです。特にClarkさんはDenver spokeという地元では有名なパーツ会社のオーナーだったそうです。

Clark Kent bikeは1989年創業し、1996年には廃業してしまいました。その短い作成期間の中で、XLR8クランクが登場したのが1994年頃からのようですが、イマイチ調べきれませんでした。

XLR8クランクアームの特徴である、刀剣のような形はどうやら3回以上ロゴが変わったようです。最初はクランクアームにClark Kent の文字が彫られ、後に「XLR8」(XLR8 Clark Kent)となり、今回紹介した「XLR∞」のような8が斜めになったロゴに変わりました。

このクランクのスパイダーのPCDは130mmなので、マウンテンバイクというより、ロードバイク用のようです。

CNC旋盤で削り出したのは確かなようで、削り出しの美しいパターン模様が残っていました。

スパイダー部分は一応交換できるようですが、私の物は超固くてスパイダーが外せませんでした。ネジ式か、圧着かも不明。

スパイダーを留めるネジは4番アーレンキーで外せました。鉄製です。

気になる重量は415gでした。シマノFC-7410が430gでしたので、穴あきスパイダーの分だけちょこっと軽いです。

まあ、Liteproの390g級には届かないですが。

Qファクターの参考になるか分かりませんが、クランク根本から、ペダル根本まで38mmほどでした。

特段狭いというわけでも広いわけでも無さそうです。測り方はクランクをフローリング床に押しつけて、床とペダル穴付近の高さを定規で測るというもの。

L字定規を使っても同じようなことができます。

ちなみにシマノFC-7410は35mmでした。

チェーンリングの位置はクランク根本から9〜12mmほどでした。シマノFC-7410とほぼ一緒です。

シマノFC-7410の推奨ボトムブラケットの軸長が103mmなので、JIS規格なら、103mmか、107mmあたりの軸長でチェーンラインはちょうどいいはずです。(ロード、シクロクロス、ロードグラベル系)

マウンテンバイクはリアの幅に合わせてBB軸長をきめてください。

少しおさらい。ISO規格の軸は少し細長く、JIS規格の軸は短くやや太め。勾配はどちらも2°。BB軸がJISならほぼどちらの規格のクランクでもハマるはずですが、沈み込みぐあいは違うのでチェーンラインとボルトの締め付けトルクに注意です。

あと、このXLR8クランク、シングル専用でした。そのくせ、シングル用チェーンリングフィキシングボルトでも1mmスペーサが必須という(笑)。現代のチェーンリングが薄いのかな?

ああ、そういえばチェーンリングによっては2枚目3枚目が一体になっているタイプもあるんだっけ?

実際にbikefridayに装着しました。ギラギラ具合がいいです。だいぶ明るくなりました。あと、緩いカーブのスパイダーが有機的とも、流動的とも思えてとても好印象です。

なんとなく、Liteproのクランクのデザインが1990年代頃のKOOKAのデザインとよく似ているのは気のせいでは無いと思えてなりません。

参照資料

Clark-Kent bikesに関する記事。



Clark Kent bike とXLR8 クランクセットの例。


写真のみ。XLR8 Clark  Kentと XLR∞クランク


写真のみ。Clark Kent crank


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Bikefriday フロントシングル化 [自転車]

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Bikefriday New world touristをフロントシングル化しました。

なぜか、フロント変速が面倒だったからです。


今まで8速(11-32t)、フロントダブル(38-53t)でした。

これを11速(11-42t)、フロントシングル(58t)にするわけです。


まず、8速を11速にするにあたり、11速用のリアハブに交換しなくてはならないので、ホイールを組み直すか新しくホイールを買う必要があります。

今回はお店に頼んで手組みしてもらいました。コロナ禍により、自転車関連の需要増で注文から納品まで3ヶ月かかりました。


待っている間に11速用リアディレイラーとフロントシングル用のナローワイドチェーンリングを用意します。


リアディレイラーは最近シマノで開発されたグラベル向きのGRXシリーズのフロントシングル用のRD-RX812を選びました。
*しかし、残念ながら20インチ タイヤではこのロングゲージのRD-RX812は使えないことが後に判明しました。2021年11月11日追記

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このディレイラーは11-40tまたは11-42tのスプロケットに対応するまさにワイドレンジな変速機です。


スプロケットは11-42tのCS-M8000をチョイス。DEORE XTシリーズなんですね。SHIMANO互換表でも組み合わせOKです。

ちなみに、ロード用フリーボディにCS-M8000を付ける際は1.85mmのスペーサが必要です。

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手組みのホイールにたまたま1.85mmスペーサが付いてきて、買ったスペーサが無駄になってしまいました。

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付属のスペーサ。銀色大好き[黒ハート]


お次はチェーンリングです。

チェーンリングは特に選ぶのが厄介な奴です。

・デザイン、色

・クランクとの相性(BBの種類、スパイダーの種類、PCD or BCDの長さ)

・歯数

・歯の形状(フロントダブル用、ピスト用、ナローワイド)

・真円、楕円


フロントシングル化に当たってはネットで色々調べましたが、必須条件として、歯の形状がナローワイドであることのようです。

次にボトムブラケット(BB)の種類は現行のスクエアテーパー(JIS規格)で、PCD(BCD)サイズは130mmの条件に適すること。

後は好みですが、デザインが銀色で出来るだけ軽量を選択したい。

ということで、全ての条件に合致した中で選んだのがLiteproの軽量チェーンリング58tでした。


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BROMPTON御用達の中華のメーカーですね。おそらくレーザーで刻んだと思われる細い模様があります。

ちなみにこのチェーンリングはマイナーチェンジにより公式に11速対応と掲載されましたので、気になる方はチェックしてみてください。古い物は歯の厚さが10速までしか対応していないので中古で手に入れる場合は注意です。

歯数を58Tにした理由は、11-42tの組み合わせで、割とよく使う10-20km/hの速度のギア比の数が多めだったことです。もちろん細かさで12-28tのスプロケには敵わないけど、80kmつくばサイクリングでちょっとした山道でひどく苦労した経験から42tが欲しくなったのです。


あとは、チェーンです。今回、connex 11sxというのを買ってみたものの、Liteproチェーンリングと微妙に相性が悪く、チェーンが歯の上に乗ってしまう現象が起きています。あと、チェーンを短くできませんでした。逆にもう少しリンク数を増やしてもいいかもしれません。測ってないのでなんともですが、チェーンテンションは結構パツパツなぐらい高めになりました。うーん。とはいえ、アウター側にするとゆるゆるテンションなので、こちらはこちらでリンク数増やすとチェーン脱落のリスクが増える・・・。

丁度いいのかもです。そう思い込むことにしました。

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*インナーチェーンリングついてますが、内側落下が頻発したので試しに付けたもので、チェーンステイナー代わりのフロントディレイラーで必要無くなりました。今後クランクを交換予定なのでその時に外します。


チェーンピッチが悪いのか、Liteproのチェーンリングが実は古いタイプだったのか、今後確認していきます。

とりあえず古いフロントディレイラーをチェーンステイナー代わりに使ってみたら結構安定したのでこのままで様子見です。


リアディレイラーの取り付けは初めてですが、実は室内用dahon Mu slxでドロップハンドル化とライドポジション決めでインナーケーブルの交換を経験済みだったのでケーブル周りは割とスムーズでしたが、結局3時間くらいかかりました。STIの代わりにダイアコンペのウィングシフターを使っているので、無段変速の恩恵でリアディレイラーのSTI調節をしなくて良かったのは幸いでした。

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ウィングシフター


お昼休憩の後にチェーンの脱落問題と新しいホイールに合わせたブレーキ周りの調整でプラス2時間かかり、午前と合わせて5時間の作業時間です。


話が前後しますが、新しいホイールについて。

ハブはWhite industries の11T 24Hを選択、後はお店の人に言われるがままでリムはALEXRIM DA16 silver Polish、スポークはDT swiss champion 1.8、ニップルはDT pro lock standard Alu 1.8/12mmでアルミ製です。後で知りましたが、ニップルのアルミ製はスポークがしっかりねじ込まれていないと破断するらしいので、お店の実力が試されます。ブラス(真鍮)製のニップルはアルミより耐久性が高いそうなので、重量が許せば、真鍮製をお勧めしたい。真鍮といえど、色もメッキなどで銀色なので見た目違うということもありません。むしろ、小径車ほど、タイヤの外周に重量があった方がジャイロ効果を得やすくなり、回転性能がアップすると思うのですが。


リムテープはzefalのコットンリムテープをお勧めいただきました。かなり丈夫とのこと。

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タイヤですが、made in JapanのIRC製Metro 20 x 1.50のブルーを選びました。デザインと耐久性の2点で決めました。ジャパン製を応援したくなる。

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感想:

リアギアの多段化とフロントシングル化を行うとドライブトレイン全てに関わるのでやべーです。

構想開始から半年かかりました。

まあ、憧れの11速が手に入り、面倒なフロント変速を取っ払ったので満足です。

これをみて、多くの人の参考になれば幸いです。


40分ほど試乗してみました。

試乗では特に問題なく動きました。チェーンとチェーンリングの相性問題は依然残っていますが、使用を続けるうちに歯の削れとチェーン伸びで丁度良くなるかもしれません。

GRXシリーズのRD-RX812のチェーンスタビライザーのお陰で段差でも静かに走行できました。

スタビライザー無いとガッシャーンって音がして最悪チェーン脱落するのでなかなか苦労していました。

*残念なことにスタビライザーがあっても地面に打ち付ける現象が発生。プーリーゲージの先端がリム(ホイール)より外にはみ出ていて、走行中のタイヤの変形で容易に地面と接触することがわかりました。
リアディレイラーの動きとして、プーリーゲージが大きく動くのは問題ない。その可動域がタイヤのリム(ホイール)をはみ出さないか確認すべきです。

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段差って、歩道と車道に高低差がある場合お店とか立ち並ぶと歩道は段差だらけになります。歩行者、自転車共通道路を好んで低速走行するので段差とはよく遭遇します。段差は20cmとか当たり前です。

こういう地形は車道も側溝に向けて斜めだったりするので車道走行も一苦労します。


IRCタイヤのMETROも300kPaの弱い空気圧(マウンテン用タイヤなら普通?)のおかげか、衝撃を和らげてくれてかなり走行安定感は良くなりました。スリックタイヤなので、泥に対しては横滑りしそうです。その分車道でもちょっとした段差や小石くらいなら難なく進める感じなので今後車道も走行できそうです。


ちなみに、一度折り畳んで、再度元に戻すととチェーン落ちします。Bikefriday new world tourist の構造上の問題だし、対策済みでないタイプを選んだので仕方ないことですが。(Bikefriday NWTにはチェーン落ち対策済みのタイプがあり、折り畳んだ後の横幅は少し広がるものの、フロントシングルやベルトドライブ方式に有利となります。ポケットロケットにもあったかな?)


しかし、なんらかの専用チェーンステイナーは欲しいかもです。でないと、手でチェーンをつけなくてはなりません。フロントダブルだとクランクを回すだけでインナーリングにチェーンが引っかかってうまく掛かるので楽だったのですが、ちょっと考えます。


あ、スタビライザーOFFするの忘れてた!ちょっとOFFってきます!

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地面スレスレのリアディレイラー。スタビライザーが無いとかなり不安。うーんやはりテンション張りすぎ感あるような・・・。
*テンションは問題ありませんでした。この時点で気付くべきでしたが、体重をかけるとタイヤは潰れてさらに地面が近くなります。すると、ガツンとディレイラーはぶつかります。20インチ タイヤではこのディレイラーは使えないということです。

あと、GRX リアディレイラーはケーブルが少し短くて済むようです。クラリスと比べ、5cmは短いようです。2100mmのシフトインナーケーブルで十分届くようです。これは折りたたみにとっては利点ですね。シマノのロード用シフトインナーケーブルはデフォで2100mmですから。今回、MTB用の?2500mmを用意していましたがだいぶ余ってしまいました。



参考資料

やすパパ日記 :ミニベロ で、GRXリアディレイラーと52t大型チェーンリングの組み合わせでの前例(フロントダブル化)を示していただき、フロントシングル化に向けてGRXを使用するにあたり、大いに勇気をもらいました。感謝いたします。



TAS CYCLE

ホイールを組んでいただきまして感謝いたします。あと、失念していたリムテープについておすすめを紹介していただきありがとうございます。



SHIMANOの各種資料はこちらから。

GRX関連互換表もあります。



GRX リアディレイラーRD-RX812はディーラーズマニュアルを印刷して手元に置いて熟読すること。

チェーンラインについてはホローテック2なら気にする必要はないが、それ以外の規格の場合、GRX のフロントシングルクランクのFC-RX810-1の製品の仕様(サイトの下矢印を押すと展開する情報の中にあります。)が参考になるはず。チェーンライン49.7mm、Qファクター50.1mm。



スプロケCS-M8000のディラーズマニュアルは、スプロケをフリーボディーへの取り付け方が載っている。42tのギアコンビネーションは11-13-15-17-19-21-24-28-32-37-42

なお、ROAD用フリーボディーにMTB用スプロケットをつける際に1.85mmスペーサが必要とは、「互換性情報」の中のcassette sprocketの中に一応書いてあります。ただ、CS-HG800とCS-HG700しか明記されておらず、ROAD以外と消去法でしか分からないのでなんとかして欲しい。



なお、スペーサについてはニワタケヒロさんの記事で知りました。感謝いたします。



Liteproの公式サイト


Litepro HOLLOW CHAINLINGのページ。



Wippermann(ワイパーマン) connex chain

11sxは118リンクスとconnexリンク1組のセットです。connexリンクは何度も再利用できるのがとてもいい!シマノも再利用できるようにすればいいのに。



Zefal

コットンリムテープはとても丈夫だとか。



ダイアコンペ

ウィングシフターは最高です!



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LIMITS BIA パワーメーター 室外実走 [自転車]

1週間長雨で全然外で自転車乗れませんでしたが、今日ようやっと晴れて1時間ほど走行しました。
LIMITS BIA POWER METERをBikefriday New world touristに装着。
しかし、LIMITS のカバーが邪魔で、三ヶ島ペダルのEzy Superiorのクイックセットandクイックリリースが出来ないことが分かった。スペーサを何枚か挟めば使えそうだが、とりあえず手持ちが無いのでカバーを外して使用した。→1mm厚スペーサ3枚使うことでカバー付きで、Ezy Superiorアダプタを使用することができました。qファクターがさらに広がる2021.8.87確認。

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はじめ10分間は慣らし運転でその後校正なのですが、校正するまではサイコン(Wahoo elemnt raom)にはパワーもRPMも表示されませんでした。
校正後は各数値が表示されるようになりました。

以前、Wahoo kickr と比べてハッピーメーターかもと指摘しましたが、1時間のライドでそこまでハッピーメーターでは無いかもと思いました。
wahoo kickrで無理なく長時間走行出来るのが、60w弱くらいなのですが、今回LIMITS BIAの結果では50w第という結果が出ました。

そこまで差が無かったという結論に安堵とともに結構使えるジャンと思うのでした。
最初の10分間は空白なのは仕方ないとして、今後ともジャンジャン使って行けたらと思います。

Ezy Superiorのスペーサを何とかしなきゃ。というか、そろそろアダプタをクリーニングする時期が来ているなー。


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Avio power meterとLIMITS BIA POWE RMETERが共存する形に。この間、wahoo element roamがファームウェアアップデートしていたようなので、通信関係安定したのだろうか?

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LIMITS BIA POWER METER 導入してみた [自転車]

LIMITS POWER METERは、クランクアームとペダルの間に取り付けるタイプのパワーメーターです。
*2023年12月にはLimits bia power meterは破産し、購入できなくなりました。追記。

そう、パワーメーターをつけるのに機材を限定する必要は無くなりました!
ドライブトレイン周りを自由に選べるパワーメーターは他にも、ケイデンスセンサーとパワーメーターが分離しているタイプであれば、風速を利用したVerocompのpowerpodシリーズか、タイヤの空気圧を利用したAROFLY LINK A1が選択肢に挙がるとおもいます。
しかし、ケイデンスセンサー内蔵型でないと不都合なこともありますよね。
なので、私はLIMITSを選びました。
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利点
・一般的なペダル、クランクなら自由に取付可能!(ペダルネジサイズ9/16インチ、クランク長165mm〜180mm)*MKSのEzy Superiorを使用する場合、合計3mm以上のスペーサーが必要です。
・能動的温度補償機能あり。(使用温度範囲-10℃〜50℃)
・ケイデンスセンサー内蔵!(他メーカーではパワーメーターとは別にケイデンスセンサーが必要になることがある)
悪い点
・最初に10分間の慣らし運転を行った後に校正しなくてはならないのが面倒。(環境温度とペダル回転による摩擦熱が安定した時にゼロ点校正する。ただし、他のパワーメーターも大体同じように慣らし運転が必要)
→アマチュアの実用ではゼロ点校正しなくてもOK! 2023年6月18日追記
・2021年8月現在、左側しかパワー計測できない。
・Qファクターが片側につき18mm長くなる。(ペダルとクランクの間に取り付けるので、その分ペダルの位置が横にずれます)
・スニーカーなど靴紐がだらんと垂れる靴は絡まる危険があるのでNGです!つまり、靴の種類は少し制限されます。
→通常の自転車だって長すぎる靴紐はNGです。自己責任ですが長すぎる靴紐でなければ大丈夫。2023年6月18日追記
・専用ソフトウェアが無いので、ファームウェアのアップデートが不可。
・バッテリーは高価なSR44が2枚指定されている。→LR44でも動作は可能でした。6時間連続使用できました。2023年6月18日追記
必要機材

・パワー計測できるサイクルコンピュータ

・ペダルを取り付けるためのペダルレンチもしくは6mmor8mmアーレンキー(ペダルの取説に従う。ただし、8mmから6mmへ変換するアダプタが付属しているので8mmだけあれば何とかなる)

8mmトルクスレンチ(30-35Nm締め付け可能なモデル)

・グリス(固着防止のため)

・コイン(電池蓋の開閉に使用)


もっと早くこの商品に出会えれば良かった。

見た目重視なひと、古い機材に愛着のあるひと、ケイデンスセンサー内蔵にこだわりたいひとにおすすめです。

ペダルのネジサイズと靴紐の制限があるので、それだけ注意です。


LIMITS BIA power meter

性能表


値段:£195(195ポンド、日本円約30000円弱、送料・輸入関税別)

バッテリー: 銀酸化電池SR44 2個 ( 類似規格アルカリ電池LR44は使用しないこと)

駆動時間:80時間以上

バッテリー警告機能:2段階(25% Low, 10% Critical)

精度(ACCURACY): +/-2%

通信規格:ANT+ & Bluetooth

重量:49g (左センサー電池無し44g、センサーカバー5g、右スペーサ45gでした。電池ありで右左合わせて97gでした。)

Q-ファクター:18mm/side

防水性:IP 54( 砂埃・雨程度なら大丈夫:参照 http://www.ap-japan.jp/dcms_media/other/About_IP.pdf

スリープ機能:あり

計測位置:左側ペダルとクランクの間

対応クランク長:165mm〜180mm

使用温度:-10℃〜50℃

校正方法:10分間走行の後に校正

クリーニング方法:湿らせた布で拭く。時々クランクから緩めてスレッドに新しいグリースをぬるとなお良い。

保証:購入後1年または修理後90日のうちどちらか長い方を適用。


右スペーサと左センサーの軸は磁石でくっついたので、鉄製のようです。しかし、表面は銅メッキの上にさらにツヤツヤのメッキか塗装を施してあり、サビ対策をしています。

では、室内トレーニングのWahoo kickr 2018と走行比較してみました。

記録前に10分間慣らし走行して校正しました。

LIMITS BIA はWahoo elemnt roamにてデータを記録しました。

Wahoo kickrはzwiftで記録を取りました。

各記録はtrainingpeaksに保存され、Golden Cheetahにデータを移行し、全データをエクスポートして、エクセルにて解析しました。(Golden cheetah for mac でツールバーにActivityがあり、この中にBatch Export...があるのでこれを選ぶと一度に生データをCSV形式でエクスポートできるので、パワーメーターの比較に便利かと思います。)

 

なお、記録開始タイミングがサイクルコンピューターとZwiftで異なるので、走行終了時にパワーが0になったタイミングに合わせて時間軸を調整しています。パワーの記録頻度は1秒毎です。

 

走行データを見てみましょう。

 

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ぱっと見はいい感じですが、縦軸のスケールのせいで差が出にくくなっています。

なので、さらにデータを加工します。

次は、LIMITS BIAの値からWahoo kickrの値を引いて、Wahoo kickrからLIMITSの値がどの程度離れているかを調べました。

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 もし、LIMITSとwahoo kickrが同じ値なら、0になり、横軸でwahoo kickerがどんな値をとっても、理想的には0の横軸の周りに値が集まっているはずです。

実際には、wahookickrが80ワットくらいのところだと、LIMITSは+50ワットほど高い数値になってしまっています。

しかも、wahookickrで300とか、500ワットのように大きな数値になるに従ってより数値の上乗せ幅が大きくなっているようなのです。

まあ、メインは80ワット前後でしょうから、単純にLIMITSはwahookickrのより50ワットほど高くかたよっていると言えます。

ただのかたよりなら、あまり気にせず、その分だけ補正すればいいのです。

 

wahookickrが50から100ワットの間はかなりのデーター数が集まっています。単純に上下の広がりをばらつきとみなすなら、±25ワットくらいバラついてもおかしく無いように見えます。

 

ここにおけるばらつきの要因を考えてみましょう。

まず、wahookickr自身のばらつきがあります。

次に、LIMITS BIAのばらつき。

さらに、zwift、wahoo elemnt roamの通信と記録タイミングのずれなどのばらつき。

温度のばらつき。

ケイデンスセンサーのばらつき。

自転車を漕ぐ際のフォームのばらつき。

以上のようなたくさんのばらつきの要因が複合している結果、±25ワットのばらつきがあるという結果になったのだろうと思います。

だからと言って、メーカーの出している精度±2%は嘘かというと、そうでもない気がします。

なぜなら、その精度を調べるのと同じ条件で行っていないから。

例えば、同じワット数を一定に保つ装置があれば、通信と記録タイミングのばらつきを最小にできるので、極めて精度が高い結果を得られる可能性が高いと思われます。

ただ、あくまで、この商品も含め、一般に出回っているパワーメーターは目安にしましょうと説明書に書かれているのでお遊びみたいなものです。

 

その割に、パワーメーターは高い部品なので、ちょっと許せなくなることもあると思います。

いまだに、「国家標準」からトレーサブルで、不確かさの連鎖を繋いだ、不確かさ表示のある校正を行ったパワーメーターが出てこないのがちょっと残念です。

 

 精度(ACCURACY)は不確かさ(ばらつき)とかたよりを含むものと解釈できますが、一般的にはかたよりは補正済みで販売されているものと思われがちです。実際はかたよりは結構あるもので、ハッピーメーターだとか機器によって違うとかパワーメーターにはつきものです。かたよりは計測原理に依存度合いが強いので、都度、自身で補正するのが望ましいのです。

概ね、0点校正でかたよりは解消されるはずなのですが、ワット数に応じてかたよりの大きさが変わるパターンもあるので、難しいところです。

ばらつきも、今回は1秒ごとの計測を解釈したので、3秒平均や5秒平均を使うと通信のズレが小さくなり、ばらつきも見た目小さくなるかと思います。

 

まあ、ちょっとハッピーメーター気味ですが、LIMITSを外出用パワーメーターとして結構使えそうなので使っていこうと思います。

 


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