写真掲載版
池袋ショー2015 [鉱物]
池袋ショー2015の戦利品
いろいろ買ってしまった(^_^;)
赤鉄鉱(ヘマタイト)の二枚貝化石と、白鉄鉱が赤鉄鉱に置換したエジプトの星と呼ばれる標本です。二枚貝がなんと素晴らしい。
ピンクの板状の束沸石と、鐘乳石状の魚眼石です。インド産で1000円セールにて手に入れました。
今回、奮発して手に入れた山梨県乙女鉱山産日本式双晶。以前から、欲しいと思っていた産地の日本式双晶で、手頃な価格にようやく出会ったのです。乙女鉱山の双晶が論文になったことで、双晶の名前が日本式双晶と名付けられました。原産地標本と呼ばれる特別な標本です。
ロシアのダルゴネスク産日本式双晶のクラスターです。双晶は2つ付いていますが、2つ目は縦になってしまって画像からは識別できません。360°回せれば観察できるのですが。
産地としては、赤水晶で有名な産地ですね。
ブラジルのディアマンチーナ産の水晶です。2つの水晶の柱面は、同時に光を反射し、かつ、2つの柱面のなす角度が84.3°でした。すなわち、日本式双晶です。お店の人は双晶とは気づかずに重さ当たりの値段を提示してきました。家で重さを計ると、102gです。値切って4000円にしました。それでも普通の水晶としては割高な気がしますが、相場はこんなものですかね。ピンクの長石のような鉱物を伴い、また、水晶に内包されています。内包物か、ブラジル式双晶もしくは、ドフィーネ式双晶による影響からか、日本式双晶に特有の板状発達する晶癖が現れずに段差のある、柱状成長を遂げています。日本式双晶っぽくないので普通の水晶として売られていたのでしょう。しかし、日本式双晶の特徴である2つの水晶のなす角度、柱面の平行性、錐面の平行性も日本式双晶の特徴に合致したので、間違いない。
こちらは、日本の岐阜県蛭川の煙水晶です。
最近では、ジャパン・モリオンという愛称が付けらています。国産と言うことで、すごく高い。それでも欲しい訳は、日本式双晶と確信があるからです。角度、平行面をチェックしたらバッチリ。
岐阜県蛭川産の煙水晶。
角度が怪しいと思ったので、双晶の角度ゲージで調べて見ました。
当てはまる双晶はベローダ式双晶でした。
レアな双晶で、国内でもちらほら報告されている程度の認知度が低い双晶です。
いろいろ買ってしまった(^_^;)
赤鉄鉱(ヘマタイト)の二枚貝化石と、白鉄鉱が赤鉄鉱に置換したエジプトの星と呼ばれる標本です。二枚貝がなんと素晴らしい。
ピンクの板状の束沸石と、鐘乳石状の魚眼石です。インド産で1000円セールにて手に入れました。
今回、奮発して手に入れた山梨県乙女鉱山産日本式双晶。以前から、欲しいと思っていた産地の日本式双晶で、手頃な価格にようやく出会ったのです。乙女鉱山の双晶が論文になったことで、双晶の名前が日本式双晶と名付けられました。原産地標本と呼ばれる特別な標本です。
ロシアのダルゴネスク産日本式双晶のクラスターです。双晶は2つ付いていますが、2つ目は縦になってしまって画像からは識別できません。360°回せれば観察できるのですが。
産地としては、赤水晶で有名な産地ですね。
ブラジルのディアマンチーナ産の水晶です。2つの水晶の柱面は、同時に光を反射し、かつ、2つの柱面のなす角度が84.3°でした。すなわち、日本式双晶です。お店の人は双晶とは気づかずに重さ当たりの値段を提示してきました。家で重さを計ると、102gです。値切って4000円にしました。それでも普通の水晶としては割高な気がしますが、相場はこんなものですかね。ピンクの長石のような鉱物を伴い、また、水晶に内包されています。内包物か、ブラジル式双晶もしくは、ドフィーネ式双晶による影響からか、日本式双晶に特有の板状発達する晶癖が現れずに段差のある、柱状成長を遂げています。日本式双晶っぽくないので普通の水晶として売られていたのでしょう。しかし、日本式双晶の特徴である2つの水晶のなす角度、柱面の平行性、錐面の平行性も日本式双晶の特徴に合致したので、間違いない。
こちらは、日本の岐阜県蛭川の煙水晶です。
最近では、ジャパン・モリオンという愛称が付けらています。国産と言うことで、すごく高い。それでも欲しい訳は、日本式双晶と確信があるからです。角度、平行面をチェックしたらバッチリ。
岐阜県蛭川産の煙水晶。
角度が怪しいと思ったので、双晶の角度ゲージで調べて見ました。
当てはまる双晶はベローダ式双晶でした。
レアな双晶で、国内でもちらほら報告されている程度の認知度が低い双晶です。
ブラジル産に大変立派なベローダ式双晶が発見されており、理想的な晶癖の標本となっております。
このモリオンのベローダ式双晶は、理想形とは言い難い。先細りの水晶であるため、c軸を求めるのが困難であり、裏面は双晶なのに太さが異なるため、段差が生じている。段差が出来る理由に、ブラジル式双晶もしくはドフィーネ双晶によるところが大きいと考えられる。実際、c軸双晶の痕跡が観察される。
理想的な標本ではないかもしれないが、写真で見ている側のV字の接合部分の角度、明らかな対称性を持つ接合からして、この面だけは理想的なベローダ式双晶の晶癖が現れていると確信している。
2015-12-11 00:09
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0