写真掲載版
Limits bia powermeter が破産⁈ [自転車]
愛用のパワーメーターのlimits power meterが破産してしまいました。
もう、公式では購入出来なくなりました。もう、ショックです。
知らなかったのですが、専用アプリを開発中だったのですね。
しかもやろうと思えば、ファームウェアアップデートもできていたらしい。
2023年1月ごろ、limits biaのレビュー記事で散々な結果を残していてこれが響いたようです。
私の記事でも概ね似たような解析結果で、判断基準がプロ向けか、私のようなアマチュアライトユーザ向けかでだいぶ違うと思いました。
彼は"おもちゃ"のようなものと評し、まさにアマチュア向けであると隠喩し、まあ、確かにその通りだと思います。
価格帯229ポンドは2023年12月時点で42000円弱です。ただ、これより低価格帯のパワーメーターはほぼ選択肢が無いですね。ましてや、精度云々はまず国家標準から続くトレーサビリティが付かなければ意味無いし(業界として動きはあったらしいですが、測定基準の取りまとめは多様性がありすぎて頓挫してしまったようです)、他社比較でも補正値を記事の中で示しているのだから自分で補正すれば済む話です。
Limits bia powermeter の本当の価値は、ペダルネジ径が合致すれば、どんなクランクセットもペダルも使用可能である点でしょう。それこそエクササイズバイクにも取り付けられます。
この唯一無二の価値が失われてしまったことが残念でなりません。願わくば、復活か、他社がこの価値を満足させる製品を出すのを祈るばかりです。
過去関連記事
limits bia powermeterの導入記事Wahooとの比較解析もあり。https://spiranthes.blog.ss-blog.jp/2021-08-16
三ヶ島ペダルでクイックリリースできるタイプはスペーサが余分に必要記事https://spiranthes.blog.ss-blog.jp/2021-08-18
Alofryとの比較というか、alofryの暴れる数値をどうサンプルリングすべきか考える記事https://spiranthes.blog.ss-blog.jp/2022-06-24
Arofly v.s. Limits Power meter [自転車]
Arofly power meter Link1とLimits bia power meterの測定値を比較してみた。
装着自転車:Bikefriday new world tourist 2019 (Cro Mo Steel Folding bike)
タイヤ:IRC TIRE METRO 20 x 1.50" (406)
Arofly link A1 to Wafoo app in iPhone.
Limits bia to byton450.
All data has uploaded to trainingpeaks.
結果から言うと、パワーは10秒平均値で互換性が良いことが分かった。
Limits Power meterはクランクとペダルの間に取り付けるため、瞬間的な足からのパワーをシャープに計測できます。
Aroflyはタイヤ圧を測定するため、足からのパワーが自転車全体を通ってタイヤに伝わるため、やや緩やかに計測しているようです。
Aroflyは10秒平均か、3秒平均が使いやすいと思います。
悪い点は、Arofly LINK A1はトランスミッター台座がイマイチ保持力が足りないことと、専用ケイデンスセンサーが単品で販売していないため、故障紛失に致命的なリスクが存在するので、ケイデンスセンサーの単品販売を期待したい。あと、トランスミッターからArofly appに直接データを転送し、Arofly Cloudで管理した場合、データダウンロードと、ストラバアップロードが出来ないので注意。
良い点は、理論的両足計測が可能な点とタイヤ圧がわかる点。ちょっと安い。
データの解析には、Golden Cheetahを使用して測定値を取り出し、Excelで細かく解析しました。測定時間ずれは任意で修正し、3秒平均、10秒平均はExcel上で計算しました。
Limits bia powermeter ロングライド [自転車]
目標だった霞ヶ浦一周をやり遂げました。
Limits bia パワーメーター、心拍数管理でも昼食、食い過ぎで後半死にましたね。尻の痛みはランナーズハイで緩和されましたが、ちょこちょこ休んだのが大きい。
休みも含め、12時間かかっちゃった。つまり、初心者というのがわかりました。
サイコン:wahoo roam
スピードメーター: wahoo roam
温度計:wahoo roam
心拍計: poral oh1
Power meter: Limits bia
Cadence senser: Limits bia
Bike: Bike friday new world tourist 2019
Tire: IRC TIRE METRO(Sky-Blue) 20 x 1.50” (406)
Limits パワーメーターは意外にも気温変化に対応していました。
ゼロ合わせして、しばらく校正しなかったのですが、問題なく稼働している様です。
電池式のいいところは長時間稼働できるので、12時間は余裕でした。
力尽きたのは、wahoo roamと心拍計のOH1でした。roamは充電して復活しましたが、OH1は時間がかかったので諦めました。2台持ちしなくては。
Limits bia power meterの日本での代理店が無いので、認知度が低いのですが、大変優秀だと思います。
Arofly power meter ソフトウェアセッティング [自転車]
お手軽パワーメーターLimits bia power meterの記事で紹介した、タイヤ圧を利用したパワーメーター Arofly power meterを手に入れました。
セッティング記事です。
中身は色々あります。
インストールガイド(英語)がついているので、写真もいっぱいあるのでわかると思います。
ますば充電。LEDが3つ光っている場合は電源ONの状態です。
アプリをインストール、
サインアップをタップ。
ユーザ名(ニックネーム)など登録してください。登録時、特にメールの自動返信は無かったです。
こんどはサインインしてください。
メッセージを何回かタップするとメイン画面になります。
左上の三マークをタップしてください。
メニュー画面が出てくるので、Languageをタップして言語セッティングを行います。英語得意な人は英語のままでもいいです。
メニュー画面の右上のチェーンマークをタップすると、デバイスセッティングが出来ます。
とりあえず、Arofly LINK transmitterは登録しておきたいですね。
スキャンが始まって、デバイスが出てきますので、タップしてください。
どうしてもデバイスが検出されない場合はアプリを再起動または、ログアウト、サインインをやり直すと成功することがあります。
リンクされるので、上のデバイスを記憶するをタップして登録します。
左上の三マークをタップしてメニューに戻ります。
メニューに戻ったら、ファームウェアアップデートしましょう。
終わったらアプリも一旦閉じる様指示されるので、従いましょう。
メニューに戻ったら、設定をタップしましょう。
タイヤサイズなどを設定するためです。
ロード、マウンテンバイク、小径車の3種類あります。
小径車のタイヤサイズは14インチから24インチまで、あとカスタムでタイヤ周径は任意で決定できるので、特殊サイズでも対応可能です。
ソフトウェアセッティングは以上です。
軽量ブレーキに交換 RIDEA CLV2 [自転車]
RIDEAの軽量VブレーキCLV2に交換した。
RIDEAのVブレーキでLong仕様なのは3モデルある。CLV2、CLV、FLVである。
メーカーサイトによると、左から、80g、85g、120gと重さに違いがある。
実測してみた。
79gと確かにカタログ通りの重量でした。付属品込みで91gです。
shimanoのBR-R353 SORAグレードのVブレーキの重さを測ると、120gでした。
RIDEAのFLVと同じ重さですね。
次はブレーキシューです。
RIDEAのBSFW20を選びました。こちらは20インチ の451より小さいタイヤ用に設計された小径車専用ブレーキシューとなります。
通常のブレーキシューはやや長く使えないこともないが、若干湾曲が小径車のタイヤの湾曲と合わないのが少々気になっていました。
ブレーキパッドはブルーで綺麗ですが、結構コンパウンドが入っていて、軽く、消しゴムの様な印象でした。2個で48g。
ブレーキと合わせて、126gでした。
SHIMANO BR-R353とブレーキシューSHIMANO S70Tで193gでしたので、67gほど減量です。
前後の2セットなので、130gほど減量となる。
DIA-CONPEのアジャスタブルブレーキリードとの相性は問題なく取り外しができる。
ブレーキワイヤーの後始末が悩みの種であるが、ナイロンバンドで留めてみた。緩めに留めることで、後で交換の時にハサミを入れやすくする。
ストレートな形状なので、あまり太いタイヤは入らないかも知れない。
ブレーキシューとリムのクリアランスは小さな芋ネジで調節する。SHIMANO BR-R353はプラスネジで調節だったので、ネジ山が舐めないかヒヤヒヤものだった。これがアーレンキーで締められるのは嬉しい。
BB交換 TOKEN スクエアテーパー [自転車]
クランクを支えるボトムブラケット、BBを交換しました。bikefridayのBBシェル内を見てみましょう。
まず、クランクを外して、専用工具でBBを外します。
BBシェル内は少しサビがあるようですが、深刻ではないですね。あと、真ん中に気になる突起があるのですが、これは、カンチブレーキ用のワイヤー受けを固定するネジが貫通してできた突起です。
BBを取り付けで邪魔になることがあるので、ネジを緩めておきましょう。浸水の可能性がある部分でもありますね。
初期のBBはSHIMANO BB-UN55 アルミのワンで耐久性が高いですね。
軸長113mmで305gです。
新BBは、TOKENのTK869TBT、軸はチタンで軸長102mm、ISO規格、セラミックベアリング。ネジなしで、150g弱と重さ半分です。お値段7倍…。チタンの加工費高い!(素材費は銅と同じくらいのくせに)
実走したところ、だいぶ、抵抗が減ったと感じます。
スクエアテーパーBBは古めのクランクと互換があるので個人的には好きです。
ただ、BBは目に見えないパーツなので、デザイン重視なら、気に入ったクランクに合わせてBBも同時交換と考えた方が無難です。
結構独自規格があったりするので。
STONEチェーンリングの12s対応 [自転車]
STONEのラウンドナローワイドチェーンリングを買いました。
38TでBCD130では最小の歯数でしょう。
歯の部分はCNC旋盤の削り跡があるものの、全体としては表面をヘアライン模様に磨いてありました。Litepro hollow nallowideの梨地模様とは異なります。
奥がliteproで手前がstoneです。
歯の形状が若干違いますね。使い始めから滑らかに動作する様stoneの工夫が伺えます。
stoneのサイトで商品を見てみると、9s, 10s, 11s, スラムeagle 12s対応とありました。
SHIMANO 12sもぴったり入りました♪
厚歯の厚さは実測3.60mm±0.05mm。
厚歯のデザインがちょっと違うだけでチェーンとの相性の違いが出てきます。
左がlitepro, 右がstone。
パッと見では、liteproの方が優しいイメージ、stoneの方が攻撃的なイメージ。
stone 38Tラウンドナローワイドチェーンリング実測46.4g。
EDCO シマノ12速スプロケ [自転車]
クロモリ鉄の塊から全て繋がった軽量スプロケカセットを削り出すEDCOから、新作のMONOBLOCK SHIMANO 12速カセットが登場しました。
2022年1月の段階では日本国内に在庫が無いようなので本家から輸入してください。
以下の2種が発表されています。
11-29t 11-12-13-14-15-16-17-19-21-23-26-29 /カタログ183g
11-32t 11-12-13-14-15-16-17-19-22-25-28-32 /カタログ200g(パッケージ213g) 実測214g(ロックリング、スペーサ無し)、220g(ロックリング、スペーサ込み)
参考にSHIMANO CS-R9200-12
11-30t 11-12-13-14-15-16-17*-19*-21*-24*-27*-30* /約223g *:チタン
11-34t 11-12-13-14-15-17*-19*-21*-24*-27*-30*-34* /約253g *:チタン
今使用中のリアディレイラーはshimano metreaで maxギアは32tなので、11-32tを選びました。
DHLで来たので、関税込みで33600円ほどとなり、SHIMANOより安く、しかも軽いスプロケをゲットできました。
いやー、めっちゃスケスケですね。
個人的には白っぽいメッキがいいかもとモノブロックを見出したのですが、本家サイトを覗いたらまさかのSHIMANO12速で11速フリーボディーにつけられるとくれば、舞い上がってしまいました。
EDCOはスイスの会社らしいですが、メイドイン台湾でした。
3D CNC旋盤の加工跡が生々しく残っていて、スラムやSHIMANOと比べると仕上がりは雑と言わざるを得ないですが、バリ取り・メッキはしっかりしています。まあ、モノブロックなので、加工の難しさから表面粗さは大目に見てないといけません。
32tなんか不安になるぐらいな細さ。透けて向こうのハブが見えちゃってる。
リアディレイラーのメトレアはWing shifterという無段変速で制御する事で、11速から12速へのポン付けは簡単。
liteproナローワイドチェーンリングの方がSHIMANO12速チェーンと相性が悪く、結局YBNのチェーンがぴったりはまったので、事なきを得る事が出来ました。
11速スプロケと比べて、かなり、細かく制御できるようになり、フロントシングルの利便性が向上したと言えます。
シフト時の音は音叉のような形状ゆえに、カコーンと高い音が出やすいです。
シフティングの滑らかさはきっとSHIMANOには敵わないですが、軽さ、個性を求めるならEDCOのモノブロックはおススメです。
litepro11速チェーンリングの12速互換性 [自転車]
ナローワイドチェーンリングはフロントシングルでチェーン落ち防止として、小径車のギア不足解消として各社提供されています。
シマノがロード系12速スプロケを出し、しかも11速フリーボディーに取り付けられると来れば、当然使いたいところ。
でも、まだ、12速ナローワイドチェーンリングのラインナップは乏しく、旧来の9-11s対応チェーンリングで対応したいところですが、互換性情報は少ない。ナローワイドを諦めれば良いという発想もありだが。
実物のチェーンを入手して合うかどうか試した結果を報告します。
Shimano CN-M6100 (グレード違いでM7100, M8100, M9100がある。)ピン長さ5.2mm
KMC X12 互換性シマノ、スラム、カンパニューロ。ピン長さ5.2mm
YBN S12 s2 (パッケージによればS12 sとS12s2の2種類あるらしいが?)互換性シマノ、スラム、カンパニューロ。ピン長さ5.2mm
12速互換性について。
シマノ、スラム、カンパそれぞれ12速は細部で仕様が異なるものの技術の限界点に近いためか似通ってきています。そのためサードパーティは全ての互換性をとることが可能になりました。パフォーマンスは最大とは言えませんが。
旧来のナローワイドチェーンリングと12速との相性について。
シマノ12速チェーンはピッチ間隔は10-11sと同じものの、内プレートが11速と比べて少し長くなっています。そのせいで、チェーンリングの厚歯とチェーンの噛み合わせが悪いということが分かりました。
KMCのチェーンはシマノ仕様に寄っているので、同様の結果になりました。
YBN S12はSHIMANO11sと似たシルエットになっており、旧来ナローワイドチェーンリングと噛み合わせは良好という結果になりました。
以下写真資料です。
litepro ホローチェーンリング(9s-11s)はシマノ12速チェーンと微妙に噛み合わず、浮いてしまう。KMCも全く同じでした。
SHIMANO 11速チェーンCN-HG601
SHIMANO 12速チェーン CN-M6100。12速の内プレート(インナープレート)が出っぱっているため、穴の形状が11速と少し違う。
YBN S12 内プレートは飛び出ているもののかなり傾斜をつけており、シルエットとしてみれば、SHIMANO11sチェーンにかなり近い。
この厚歯の溝がシマノ12速チェーンの穴と僅かに合わないためチェーンが噛み合わない結果となった。
YBN S12は旧来のliteproチェーンリングと比較的良好な噛み合わせ。
BIKEFRIDAYにbirdy用チェーンガイドを。 [自転車]
BIKEFRIDAY new world tourist 2019をフロントシングルにしたのはいいが、チェーン外れが煩わしくなりました。
畳んで、展開するたびにチェーンが外れるので、チェーンをつかんでチェーンリングに戻すと手が汚れて仕方ありません。フロントダブルの時は、チェーンが外れてもペダルを回せば勝手にチェーンリングにチェーンが乗ってくれるので、さほど煩わしくありませんでした。
そもそもチェーンが外れるのは何故か。
この動画の通り、チェーンが内側に落ちながら展開してしまいます。
BIKEFRIDAYでは、このチェーン落ちの問題を解決した仕様が用意されています。
ただ、折り畳んだ際の大きさがやや大きくなります。
大した差ではないかもですが、私はそれを嫌いました。
では、ノーマルモデルでフロントシングルでのチェーン外れをどう解決するか。
実はBIKEFRIDAYにはチェーン外れ対策のチェーンリテイナーと呼ばれる部品があります。しかし、対応チェーンリングが53tまでです。
このサイズ以上となるとなかなかいい品が見つかりませんが、ようやくbirdy用の品が見つかりました。
birdyもBIKEFRIDAYとよく似た折り畳み構造なので同じ悩みを抱えていたようです。
検索ワードはチェーンガード、チェーンガイド、チェーンテンショナーで色々候補が見つかります。
Pacific cycles model:BIRDY CHAIN TENSIONER
Made in Taiwan
ゴツいようで、重量は84gです。スギノからも似たような製品が出ていますが(本当はそちらが欲しかったが販売されていない)、80gらしいので似たり寄ったりです。
対応チェーンリングは56tまでですが、勢いでポチッてしまったのでどうかなと思ったものの、58tでもギリギリ行けそうです。
なお、BB付近に取り付けなのですが、直径38.4mm-41.0mmまでしか対応していないので注意です。
BIKEFRIDAY new world tourist 2019モデルではわずかに細かったので、ゴム板でスペースを埋めました。ゴム板は1mmでよかったのに3mm厚を買ってしまうという失敗をやらかしたのでゴム板は少しだけにしました。
チェーンリングとのクリアランスは5mm取りましょうとなっていました。
うん、悪くないはず。
実際に動作させてみました。
上手くいったパターン
失敗パターン
上手くいくパターンと失敗パターンの違いはクランクアームの位置です。
折り畳み前にクランクアームを地面と水平に、チェーンリング側は後ろで、反対側は前にすること。
これに注意すれば成功します。BIKEFRIDAY購入時に説明された通りのクランクアームの位置関係です。
これで自転車ライフがより快適になりました。